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□初雪
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「旦那、寒くない?」


「うん? そう言えば、少し寒いな・・・・・・」


幸村がそう言ったところで、佐助は上着を彼の肩に掛けた。


「と思って、持ってきたの」


「すまぬな。佐助」


「うん」


佐助は幸村の頬に口付けして言った。


「あ、雪が・・・・・・」


「本当。初雪だね、旦那」


ゆっくりと空から降ってくる雪を二人はしばし見ていた。










 

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