寝室【教授との夢】

□Jealousy…and
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朝起きるのが


こんなに嬉しいと思ったことは無かった。


一日が始まるのが


こんなにも楽しみでしょうがないと思ったことは無かった。


貴方に会えるという事が


こんなにも素敵な事だなんて思わなかった…




★Jealousy…and★




早朝……


ホグワーツの地下へ続く螺旋階段の下の地下牢教室のそのまた奥

厚い木製の扉の奥に魔法薬学の教師、セブルス・スネイプの私室がある。

冬でもあまり火の付く事の無い暖炉の傍にソファ、大きな机、薬棚がぽつぽつと置いてあり、

その奥の部屋には小さな台所と大きなベッドがある。



ダブルスプリングのベッドからのそのそと起き上がりベッドに腰掛ける。


「…また…今日もあの笑顔に会えるだろうか…」


ふ、とスネイプは小さく微笑む。

部屋の天井近くにあるごく小さな窓に掛かっている黒い厚手の天鵞絨のカーテンに、杖を一振りして開けると朝日が目に飛び込んできた。

眩しそうに目を細め軽く深呼吸をして、スネイプはローブを羽織る。



ソファに腰掛け杖を振り、ティーセットを出す。

暖かい紅茶を飲みながら小さな窓から飛んできた梟便の〈日刊預言者新聞〉を読む。

これがスネイプの日課。

けれど最近はもう一つ日課が増えた。


「さて、そろそろですかな…」


大広間に行ってきちんと朝食を取るようになった事だ。




その訳は…





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