寝室【教授との夢】
□Sweet sweet
2ページ/4ページ
ブーーーーッ!!!
前のめりになって盛大に紅茶を吹く
スネイプのローブや新聞が紅茶まみれになった。
「なっ!ななな何を言うのかねヒナっ!///…エバネスコ!」
零した紅茶を消しながら、スネイプは真っ赤になってヒナを見る。
『違いますよね?』
「違う!断じて違う!」
(でも、ヒナとは親子程も年が離れてるのを考えるとそうとも言えるのか??
いや!だがこんな気持ちになったのはヒナだけだ!だから違うっ!)
「何故急にそんな事を言うのだ?」
『え…とハリーとロンが…』
(何っ!あの二人にバレたのか?!)
「…ポ、ポッターとウィーズリーがどうしたのだ?」
『私の外見が…まるっきり子供みたいだって…』
「Σっ!!!!」
『顔もずっと変わらないし、何だか幼児体型みたいだって』
(…あいつら…ヒナを視姦する様な事を…許さん。絶対にだ…)
『む、胸が無いとか…』
(あるわ!我輩の掌にぴったりと納まる綺麗な乳房が!)
『お腹がちょっと出てるとか…』
(むしろっ!!むしろそれが良いのではないか!全く女性の体の神秘を分かっていない!)
『し…』
「し?」
『下の…毛は生えてるのか…とか///』
(Σっ…生えてるわーー!!綺麗な黒色でフサフサとおぉーっ!)
「ハァハァ……」
(馬鹿者…大馬鹿者!あいつら!一体!何を!考えている?!)
『だから私と付き合う人はロリコンに決まってるって』
「ミ、Ms,グレンジャーは一緒だったんだろう?彼女は何と言っていた?」
『ん〜…ハーマイオニーはグラマーでは無いけど可愛らしいと思うわよって。でも少し笑ってた…かな』
(同じ女性ならそこはフォローすべきなのではないのかね!Ms,グレンジャー!!)
『確かに皆より背は低いけど…私、変ですか?』
「変な事等一つも無い!ヒナは日本人だ。そもそも欧米人とは外見の変わりようが違う。
身長や体型は個性だろう、…あいつらの言うことは気にする事は無い!」
『はい///』
「今度言われたら〈いつまでも若くいられて良いでしょう?〉って言っておけ!まったく…」
スネイプは機嫌が悪くなって、眉間の皺を一層深くして杖を振り、
「今時の若者は…デリカシーも欠片も無いのか…けしからんな…」
ブツブツ呟き、ポットから新しい、暖かいお茶を淹れた。