04/12の日記
19:48
紫狗ノ外伝2
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ローブの男について行き
黒い空間を延々と歩いたあげくの
果てに着いた場所が
青いライトに照らされた黒い空間
そこに、ローブをかぶった集団
赤、紫、緑、白、黄、青
…バトスピの色か?
テーブルの中央にいたのが
どす黒いローブの男
それも十数人はいる
その中の一人のローブ男が
特別な腕章をしている
もちろん、他は普通の腕章だ
???
「…座れ」
紫狗
「遠慮しておく」
???
「好きにしろ」
すると、特別な腕章をした
ローブ男の口が開いた
リーダー
「ククク…ようこそ、我が[ディアボロス]へ」
???
「最初に、これを見ろ」
そして、指パッチン
すると巨大スクリーンが出現
リーダー
「今から君が見るのは、君の夢と現実。そして君がこれから歩む、バトスピの運命の道筋とでも言っておきましょうかな」
???
「内容は、先程お前が強盗集団とバトルした映像だ。お前の真実を受け入れるんだな」
紫狗
「……………」
黙ってスクリーンを見る
残りライフが3
強盗集団のライフが5
異変を感じたのはこのあたりだ
このあたりから頭がクラクラし
記憶に残っていない内容だ
強盗集団
「〇〇〇〇でアタック!」
紫狗
「…ライフで…受ける…」
パリン
ここからだ、記憶がないのは
紫狗
「…ヘヘヘッ…ヒャーッハハハハハハッ!バッカみたい!それで勝者気取りかぁ?つまんねぇぞ!甘めぇんだよ!クソゴミ野郎っ!」
強盗集団
「…な、なんだ!?」
その瞬間
手先が操られた、勝手に動いた
私は初心者です、から
私は初心者みたいなカスを潰す人
という顔つきになっていた
紫狗
「こいつで終わり…遊んでやるから来なっ!」
紫のシンボルが壊れ
そこには黒く光る緑目のドラゴン
強盗集団
「う…うわあぁぁあああ!」
紫狗
「ギャハハハッ!死ね!」
プツッ
リーダー
「この先はご覧にならなくてもいいでしょう…今のをご覧になればわかると思いますが…あなたは二つの人格があります」
???
「…バトスピを知らないのはお前だ。ただ、バトスピを知っているのは、もう一つのお前」
紫狗
「…そうなのか」
リーダー
「…さて、あなたをここに呼んだのは他でもありません」
???
「異世界に行き、異世界の真実と運命を見るんだ」
リーダー
「全てはあなたが頼りです…他の奴らは…こちらの管理や監視で手一杯でして…」
紫狗
「…わかった」
俺はスケッチブックを開いた
中にはイラストだらけだ
紫狗
「…俺は…その異世界の真実とか運命とか…そんなゴチャゴチャとしてるものを、このスケッチブックに収める…そしてこれを…」
リーダー
「さぁて、役目はわかりましたかな?」
紫狗
「ああ」
???
「デッキは大丈夫か?」
紫狗
「予算はお前らから奪うまでだ」
リーダー
「面白い人ですね…名前は?」
―紫狗だ―
???
「…紫狗、こいつを」
渡されたのは腕章
???
「これから見る運命から逃げるな。全て受け入れろ…そして、真実を突き止めるんだ、この異世界で!」
お約束の指パッチン
再び大きな門
リーダー
「…いつでも、報告しなされ…」
紫狗
「…あぁ、そうする」
俺はその門を開き
異世界へと足を運んだ
ローブの女
「それでは、ご武運を…」
俺はまた、暗い空間を
ひたすら歩んだ
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