04/27の日記

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紫狗ノ外伝6
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スピリットにはレベルがある
レベルを上げることにより
BPが上がるのはもちろん
新たな効果を得るスピリットが
このゲームの醍醐味と言っても
過言ではないだろう

俺はそのレベルを上げ忘れていた

だから、さっきの破壊マジックで
俺のフィールドが焼け野原に…

紫狗
「………(バンッ!)」

思わず机を叩いた
イライラなのか悔しいのか
自分自身でもよくわからない

紫狗
「…ターンエンドだ」

現在の手札
残念なことに
四枚とも、全てマジック
ブロッカーとなるスピリットが
手札にはない

インペリアル隊
「オイオイ、あの威勢はどこにいったんだ?」

紫狗
「………」

だが、インペリアル隊の手札は
ドロステを行った時点で二枚
あの手札で何ができる

メインステップにて

インペリアル隊
「マジック[エクストラドロー]を使用するぜ」

二枚手札補充
その後デッキの一番上をめくり
赤のスピリットならば手札に
加えられるというものだ

デッキの上は

赤のスピリット

実質三枚ドローして現在四枚

インペリアル隊
「さらにマジック[ダブルドロー]を使用するぜ!」

アドバンテージの
スピードに追いつかない

インペリアル隊
「ここでターンエンドだ」

紫狗
「………」

ドロー

ダメだ、ブレイヴカードでは
手出しができない

紫狗
「[ゲパルバート]を召喚。召喚時効果で一枚ドロー、ターンエンド」

インペリアル隊
「…形勢逆転だな!」

ターンシークエンスを流す

インペリアル隊
「[リザドエッジ][ディロフォーザ]を召喚して…」

蜥蜴と恐竜
つくづく可愛いげがない
人のことは言えないが

インペリアル隊
「[ディロフォーザ]に[バルガンナー]を合体!」

相手もブレイヴカードを出した
それも「シンボル」が付いている

アタックステップに移行

インペリアル隊
「[合体スピリット]でアタック!アタック時効果で一枚ドローしてBP4000以下の相手スピリットを破壊だ!」

ゲパルバートが破壊され
ブロッカーを失った
当然、ライフで受けるしかない



紫狗
「フラッシュタイミング。マジック[バインディングソーン]を使用、リザドエッジを疲労」

これで、このターンは凌げる
が、一気に二つライフを
持っていかれる

パリン

…あれ、痛みがない
違う、意識がない
頭が真っ白だ…
なのに、バトスピのことだけ
[しっかりと]覚えている

紫狗
「…ヘヘヘッ…ヒャーッハハハ!」

インペリアル隊
「な、なんだ!?」

レイラ
「………」

紫狗
「面白いねぇ!インペリアルちゃん!そうでなくちゃ楽しくねぇもんな!」

スピリットを手札にはないのに
大層な態度をとっている

紫狗
「さぁて、このターンがてめぇの最後だと思えっ!」

ドロー

スピリットカード

それも二つのシンボルを持つ
明白にスペックが強いカード

紫狗
「偽善者さん…遊んでやるよっ!」

コストを払い、スピリット召喚

禍禍しい黒い吐息
全てを恐怖に導く視線
耳をつんざく咆哮

インペリアル隊
「なんだ…あのドラゴンは!?」

レイラ
「…[ダークヴルム・ノヴァ]」

レイラがボソッとつぶやき
レイラはこのバトルフィールドを
後にした…それは、まるで
「勝敗が決まったからもういいや」
という風情だ

紫狗
「さて、極上の苦しみを与えてやるよ!」

[ダークヴルム・ノヴァ]で
アタックをした

シンボルは二つ
これで終わる

インペリアル隊
「う、うわあああぁぁ!」

黒いドラゴンは人を守る
電磁バリアを突き破り

プレイヤーに痛み、そのものを
ぶつけるつもりだ

紫狗
「痛ぇか?痛ぇよなぁ!」


バリン


終わった

結局、[アイツ]が来た
納得は…できなかった

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