05/01の日記

22:54
紫狗ノ外伝7
---------------
バトルフィールドから
元の異世界に戻り、まずは現状を
確認することから始まる

まあ、インペリアル隊が
尻尾を巻いて逃げたのは
言うまでもない

…俺がやったわけじゃないんだが

紫狗
「レイラ、デッキ返すぜ」

レイラ
「持っていなさい。あなたは、私たちの資産を自由に使っていいの」

紫狗
「…そうか」

レイラ
「…では、情報収集から始めましょうか。無知の中、闇雲に走るのは無謀です。」

紫狗
「…行くぞ…」

片手にスケッチブックを持ち
レイラがバトルする前に
指差した小さな村に向かう



その小さな村

レイラ
「紫狗。あなたにもう一つ、伝えておきたいことがありま…あれ?」

村人A
「どうしたんだ、ねーちゃん?」

レイラ
「…灰色の髪の毛。右腕に腕章。スケッチブックをお持ちの…青年を見ませんでしたか?」

村人A
「それなら…(指差し)」

レイラ
「…いましたね」

その時、俺は
あまりにも都会とは思えない
この田舎風の景色を描くべく
大きな長寿の木の上に登り
体勢を保ちながら、スケッチ中

レイラ
「絵を描きましたら、降りてくださいね。私は情報収集していますから…」

そんなことを頭の片隅に入れて
俺はスケッチに没頭していた



約1時間後

スルスルと木から降りて
レイラに会うんだが…

紫狗
「…?」

レイラがいない

どうした?

村人B
「あー、君、君だよ」

紫狗
「………ハイ?」

村人B
「なんかね、きれいなねーちゃんが探してたよ」

紫狗
「…その人はどこにいますか」



村人B
「なんか、白い服着ていたヤツとなんか揉めていたよ」

紫狗
「それインペリアル」

シュールな会話をして
颯爽とその村人を後にして
レイラを探しに行く

紫狗
「………あんっのバカ…!」

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ