08/02の日記

23:11
エガオツクル15
---------------
翌日以降からマーシャの姿を
見た人はいないそうだ

当然、俺も見てない

…全部…俺が悪い
マーシャを守りきれず
マーシャの笑顔を壊した

いつもいつも、そう思うばかり

もう一度、会えたら
「ゴメン」って謝れるかな…?


学校・教室

入ってみて非難の視線
いつものことだ

ただ、今日は違った



男子G
「よう、いつもの水色へんちくりん頭はどうしたん?」

ヴィネ
「…知らないな」

女子G
「もう、水色はあんただけだよ」

ヴィネ
「…マーシャはいるはずだ」

男子G
「それに、何その髪型?最近の流行り?」

ヴィネ
「お前達のツレがやったんだろ?」

女子G
「君さ、あの水色がいないと、実は何もできないんじゃないの?」

ヴィネ
「て、てめぇ!」

こいつら殺してやる
と、思った時に

バキッ!

ヴィネ
「グッ…く…くそったれ!」

数による不意打ち

男子一同のリーダー
「仲間もいない、絆もないお前が、どうやって俺達倒すのさ?」

女子一同のリーダー
「あんたみたいなヤツ、消えたって、何とも思わないわ」

ヴィネ
「て、てめぇら…選ばれた人間みてぇな風情しやがって!邪魔してんじゃねーよ!」

殴りにかかりたかったが
その前に一発、また一発と…


あぁ…死ぬな…これ…

もう、何がどうなっているか
全然わからない…



ガラガラッ!

教室のドアが開く音

先生
「こ、これは一体…!?」

教室が静まり返る
ボソボソと「ヤベッ」「マジかよ」
みたいな雰囲気を出している

先生
「ヴィネ…お前大丈夫か」

ヴィネ
「………大丈夫だ」

それだけ言って目を閉じた

やっぱり…いらないんだ…俺


保健室

今日一日中、ここにいた

頭がボーッとする

ココロにぽっくりと穴が空いた
そんな状態だ

保健室の先生
「今日は、早退しな。怪我ひどいし、自分の家の方が落ち着くだろ?」

ヴィネ
「…すみません」

荷物をまとめて、さっさと
保健室をあとにする



自宅

誰もこないはずの俺の家に
一枚の置き手紙と包み箱

ヴィネ
「………?」

手紙を見てみると

ヴィネ君へ

マーシャより

という手紙だった

ヴィネ
「マーシャ!?」

思わず、ハッとした
辺りを見渡したが
マーシャが来た形跡が
見当たらない

不安でいっぱいの中
手紙を破き、中身を見る

そこに、見たくない
[真実]が書いてあった

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ