10/31の日記

20:57
ハロウィンと蛾
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ハロウィンネタです



アヤネ
「トリックオアトリート!」

ミレイ
「お菓子をくれなきゃ君を貰う!そして私専用にry」

ヴィネ
「うるせぇよ!てめぇら!」

サフィニア
「まあ、そういうイベントですし、笑って許してあげましょうよ」

ガラク
「…サフィニア、表情が微笑にもなっていないぞ」

サフィニア
「恐縮です」

マーシャ
「みんなー!パンプキンケーキ出来たよー!」

アヤネ・ミレイ
「「イェーイ!」」

サフィニア
「食べましょうか」

ガラク
「そうするか…ん?ヴィネ、お前はいらないのか?」

ヴィネ
「…?あ、あぁ…食べる」

うぷ主も食べたい

マーシャ
「おかわりはいっぱいあるからっ」

ガラク
「張り切ってんなあ」

ミレイ
「早く出来立て食べようよ!」

アヤネ
「食べる食べるー!お腹ペコペコ!」

サフィニア
「食器出しますね」

みんなでガヤガヤとしている

その隣の部屋、唯一一人だけ

「参加します」という雰囲気
まるでありませんというやつが…



レノア
「………」

銃の手入れをしている最中



ガチャ

アヤネ
「レノアちゃん、食べないのー?」

レノア
「………ん?あ、あぁ…今はいい」

アヤネ
「食べたくなったら来てねー」

レノア
「わかっている」

バタンッ



レノア
「…ハァ…」

ため息一つした後
銃の手入れの続きをする

レノア
「いつ起こるかわからないもんな」

一つ言葉を吐き捨て
手入れしていた銃を机に置き
帽子をベッドに投げ
結んでいた髪を解く

…もう随分と長くなったもんだ

最後に切ったのはいつだっけ?

そんなことを考えていたら
何か殺気を感じる

…嫌な殺気だ

レノア
「…!?」

とっさに部屋の窓を開ける

…何か来る…



窓を開けて、数分したら

小さな少年なのか少女なのか
見分けもつかない子供が
ひょこっと顔を出す

レノア
「…ケーキならリビングにあるぞ」



???
「ねぇ、いつになったら僕達に協力してくれるの?いつ起こるかわからないんだよ」

レノア
「!?お、お前…まさか…」

???
「よっと」

開いている窓から部屋に入る
小さな子供は、不思議な格好だ

目がチカチカとするゴーグル
ゴーグルには触覚の様な装飾
蝶の模様のようなダッフルコート
しかし、蝶みたいに
綺麗な模様ではなく斑点模様

…まるで「蛾」だ

レノア
「いたのか…」

目線を子供に向ける

???
「パーティなんてやっている場合じゃないよ。早く闘争の準備をしようよ!」

レノア
「私のリーダーは『めんどくさい』と答えると思うぞ」

???
「…じゃあいいよ」

子供は窓からピョンッと出ていく

レノア
「子供も死を覚悟する時代か…」

席を立ち上がり
何事もなかっかの様に
リビングに向かう

レノア
「マーシャ、ケーキあるか?」

マーシャ
「まだまだあるよっ」

ミレイ
「ジャンジャン焼こう!」

アヤネ
「もっと食べる!(じゅるり)」

ヴィネ
「お前食い過ぎ!」

ガラク
「やれやれ、騒がしいな…全く」



レノア
(…あの子供…まさか…)

否、嫌なことを考えるのはやめだ

今を楽しむしかないのか

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