亮淳
□ひらひら、花弁
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「(、、、うーんどうしよ)」
今日は11月20日。
僕と亮の誕生日。
亮に何かプレゼントしようと探しに来てるんだけど、、、
「(無難に、、、花か何かにしようかな、、、)」
先に告白してくれたのも亮だし、ハグやキスなど愛情表現してくれるのも亮。
、、、なのに僕は何もしてない。
ハグとかキスもしたくない訳じゃなく、寧ろしたいんだけど、出来ない、、、。
だから誕生日位は僕が、
ちゃんと亮の事好きって伝えたい。
いつもありがとうって伝えたい。
「いらっしゃいませ!」
「あの、、、花を探してるんです」
「贈り物ですか?」
「はい。誕生日の」
「あっじゃあ誕生花をプレゼントされるのはどうですか?」
誕生花、、、良いかもしれない、、、。
「今日の誕生花はなんですか?」
「今日の誕生花は『つわぶき』という花ですね。花言葉は<謙譲>です!」
、、、謙譲、、、何か違う気がする、、、。
「あの、、、他にありませんか、、、?」
「他、、、そうですね、、、『ウシノシタクサ』なんてどうですか?」
ウシノシタクサ、、、?変わった名前の花だな。
「花言葉はなんですか?」
「花言葉は<あなたが信じられない>です。」
、、、、、、、、、
「他のでお願いします。」
「他ですと、、、『カラスウリ』とか。花言葉は<よき便り・誠実>」
、、、あっこれいいかも。
「あと<男ぎらい>って意味もあります!」
「他ので!!」
亮が男嫌いだと困る。
「『モミ』は<高尚・昇進 >って意味がありますよ。あと『赤いカーネーション』も今日ですね!」
、、、赤いカーネーション
「あの花言葉は何ですか、、、??」