白石蔵ノ介

□四天宝寺の聖書
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「うちは3年2組か!」



始業式。待ちに待った新学期や、、!
となりの席誰やろ!
うわーむっちゃ楽しみや、、、!




「おっ君がお隣さん?」



「え!ああそうやで!」



「平松さんって言うんや?俺の名前分かるやろ?」




、、、誰やろ、、、。
あかん。もしかしたら去年同じクラスだったのかもしれん、、!
覚えてないとか失礼すぎるやろ、、、!

よし、、、!こうなったらありがちな苗字を言ってみよう、、、!



「ああ!もちろん覚えとるよ!鈴木くんやろ!?」




「、、、俺鈴木ちゃうけど、、、」



、、、しまった!間違えた!



「じょ冗談や!高橋くんやろ!?去年同じクラスだったもんな!」




「、、、高橋ちゃうし去年違うクラスやし、、、」




、、、しまった、、、また間違えた、、、
でも、あの人、俺の名前知ってるやろって言っとったし、、、




「白石蔵ノ介っていうんやけど、、、」




「(ヤバい!名前聞いても全く分からん!)あー!知ってるで!あの時会ったもんな!?」




「いつやねん!?ww君おもろいなーww名前なんていうん?」



「平松千夏や!」



「俺は白石蔵ノ介。テニス部のキャプテンや。テニスも完璧で頭も完璧で顔も完璧な四天宝寺の聖書や!これから宜しゅうな!」



「、、、。」



こうして、
テニスも完璧で頭も完璧で顔も完璧で性格は残念な友達ができた





四天宝寺の聖書



「(ホンマなんか疑わしいけどな)」
 

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