光は誰かを救う
□episode5
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朝、出勤してロッカーで制服に着替えているとガンッという音がした
それは私のロッカーを思い切り閉めた音
私が閉めたわけじゃない
「何のようですか?リサさん」
閉めたのは同じ事務局で働くリサさん
「ジーナ、あんた最近調子に乗ってるでしょ」
「…何のことでしょうか?」
私は訳が分からずにいた
着ようとしていたブラウスに腕を通して、ボタンをしめる
「オートボットとディセプティコンの世話係になってから、あんたは目障りなのよ」
「私がなりたくてなったわけじゃ…」
「そんなこと言ってレノックス大佐に色目使って昇格しようとか思ってんでしょ!」
「!」
またガンッとロッカーを叩くリサさん
それに私はびっくりした
「オートボットのリーダーに好かれてるらしいじゃない」
「…」
「とりあえず、あんまり調子乗らないでよね」
そう言ってリサさんはロッカーから去って行った
リサさんがあんなに突っ掛かってくるなんて初めて
ただただ怖かった
足がガクガク震えてる
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