Novel

□SとM
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「今日は僕の誕生日だしもちろんなんでも言うこときいてくれるよね。」


耳許で否定なんて絶対にさせない口調で艶めいた声で呟く。


(さっきまで、優しく俺を抱いていたのに…)


そう、さっきまでハイドはユキヒロに犯されていた。優しく、いつものように。
しかし、情事が終わり二人はベッドで休んでそのまま眠りそうになっている時、彼がハイドに乗っかり、その台詞を言った。ユキヒロのその言葉が出た途端に彼の様子が変わってしまった。
いつもの、優しい彼ではなくなってしまった。








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