Novel
□お菓子をください、あなたをください
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hydeは仕事の為、朝から色々と準備をしていた。
「あっ!もうこんな時間や…」
いつもより身支度が多少手間取った為、家を出る時間が少し過ぎていた。
急いで玄関まで走り、靴を履いて、勢いよくドアを開けた。
すると、
「hyde おはよう。」
「‥えっ がっちゃん?!」
そこには自分の恋人、Gacktが立っていた。
「送ってくよスタジオまで。」
外を見るとGacktの車らしき高級車がとても目立って停めてあった。
「なんでがっちゃんがおるの?」
いきなりのGacktの登場に驚きを隠せないhyde
「話は車の中で‥急がないと間に合わないでしょ?」
「‥あ、本当や!」
hydeは自分の腕時計を見て一瞬忘れかけてたことに気付く。
「それでは急ぎましょうか、お姫様。」
Gacktは少しかがみ、お姫様だっこをして、玄関口を出ていった。
「‥うぁっ がっちゃん!」
顔が赤く染まるhydeをよそにそっと助手席に乗せる。
パタンとドアが閉まり、
運転席へ向かうGacktを目で追うhyde
運転席側の
ドアが開きGacktが乗る。
「じゃあ‥行こうか。」
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