最終章・クライマックスシリーズ
□最後の敵は…
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それから…
雲は協会に引き渡された…
しかしこれで全部が解決した訳じゃない…
大きな問題が残っている…
ル「秀虎さん…」
秀「わかってるよ…」
ハリテヤマの死…
それを乗り越える暇も無く、次の問題は迫っていた
秀「皆…まずは来てくれてありがとう…」
秀虎の秘密基地に図鑑所有者が集合していた
いくら雲が捕まろうが結局の所、バクーダの件が解決しない限り秀虎は永遠に追われる身になってしまうのだ
秀「皆がいてくれたからこそ雲を捕まえる事が出来た…特に…ブルー。お前の証言がなけりゃこの大捕物はなかっただろう…」
今回一番の立役者…
それはやはりブルーだろう
一度は離反しそうな所を思い止まり…
雲の手がかりを提示した手柄は何より大きい
ブ「おためごかしはいらないわよ。まだのんびりしていられないでしょう?」
秀「……その通りだ。まだ一つ残っているバクーダの問題……実は…もう犯人はわかってんだ…」
この真相を知るのは秀虎を除いてルビー、サファイアのみ…
だから否応なしに皆の顔は驚きを隠せなかった
レ「ほ…本当なのか?」
秀「あぁ…俺に取っては…あまり考えたくもなかったが…」
ル「でもそう考えたら自然と綻びは解けて…一本の線になります」
グ「教えてくれ…」
秀「…実は…俺はこの事件が起きた時から真犯人が誰か…ある程度の予測はしてたんだ……それで事件を考える内に「あいつの一言」が浮かび上がった。それを踏まえて考えると…もう予測は確信に変わった」
イ「あいつの一言?」
ル「輝……いや…薫です」
薫…
今回は捕まらなかったが…
雲と行動を共にしていた男…
そして何より…
秀虎がフロンティアを挑戦するきっかけを作った男
広い意味でこの事件の火付け人
ル「彼は先のタッグトーナメントの準決勝で僕達の「黒幕は誰だ?」と言う問いに対して秀虎さんに「お前の最愛の人だ」と答えました…これは一見ただのおふざけに聞こえます。しかしよくよく考えると…」
秀「今回のバクーダの件と見事にぶつかりやがる…」
グ「ま…まさか…」
秀「そのまさかだ…今回の……いや…今までの全ての黒幕…それは確かに俺の最愛の人物……教官なんだ」