最終章・クライマックスシリーズ

□死の際の再会…
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レ「秀虎は!?」


レッド達が病院に到着したのは秀虎が刺されてから二時間が経ってからだった


ちなみにステイ達が到着したのもつい三十分前…


その時には既に今の状態になっていた…


ル「ステイさん達が着いた二十分前には…もう…」


巧「ウソだ…ウソだろ…」


顔面蒼白…


サファイアですら未だに信じられない顔をしていた…


レ「秀虎…?…ウソだよな?…なぁ?おい……おい!秀虎!!秀虎ぁぁぁぁぁぁ!!!」


必死に…


必死になって秀虎の体を揺すった…


しかし…


秀虎がそれに答える事はなかった…































秀「………また…ここか…」


秀虎が目を覚ました時にいた場所は…


以前来た場所だった


そしてそれはボズ達との戦いの最中に見た生と死の狭間だった


秀「しかし…なんだ?…この違和感…前来た時と随分感じが違うな…」


秀虎が感じた違和感…


それは周りの光景があまりにも違い過ぎたからだ


以前来た時には人っ子一人いない草原だったが…


今はそれなりの人がいる


まるで夕暮れ時の土手のように…


秀「なんだ…ここ…って…本当に……」


ここが以前の場所でなかったら…


ここは一体なんだ?


わけのわからない秀虎は…


とりあえず歩いた




































秀「……本当に…ここはどこだ?」


この場所は本当に死の世界か?


そんな考えが生まれ始めた


歩く秀虎とすれ違う人達は何の疑問もなく挨拶すらして行く


秀「だが…確かに死んだはずだぞ…」


「あれ?…秀…虎?」


秀「ん?…あ…アンタ…!」
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