孤高なキング2
□サヨナラは突然に…
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親愛なる我が息子へ
この度私は隠居する事に決定した
来る○月×日に王位継承式を行う
故に来週までにミリスに帰って来い
秀虎への手紙が届いた事を聞き付け…
図鑑所有者が秀虎の家に集まっていた
それだけではなく…
秀虎の実弟・光秀も来ていた
レ「秀虎!どうするつもりなんだ!?」
秀「どうするもなにも…」
ク「私は…秀虎さんと一緒にいたいです」
ゴ「俺もです!」
クリスの発言に皆も頷いた
秀「ったりめぇだっつーの」
光「え?」
秀「こんなのはなぁ…シカトしときゃいいんだよ!あいつに従ってやる必要は一切ねぇ!」
まぁそれはそうだが…
あの国王なら強行手段も取るだろう…
光「ダメですよ…兄さん…」
秀「あぁ?」
光「兄さんの気持ちはわかります…だけど…それじゃあ筋が通らないんです」
グ「筋?」
光「王位継承式は…「後は任せる」「はいわかりました」で済むような物じゃないんです……国民はもちろん…近隣諸国…その他大勢の人間にお披露目をしなければいけません。まして兄さんは人望もあって…国民が期待してます……もちろん皆さんとの友情もわかりますが……」
簡単にまとめてしまえば図鑑所有者達との友情を取るか…
国民達の安泰を取るか…
もちろん…秀虎にそんな大事な問題を軽々に決められるわけもなく…
秀「…皆ちょっと外出てくれ…光秀と話がしたい…」
皆も渋々外に出た…
レ「秀虎……どうすんのかな?…」