孤高なキング2
□エキシビジョンマッチと決勝リーグ・衝撃の登場
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決勝リーグ当日…
秀「ハハハッ……お前ボロボロだなぁ…」
ル「……秀虎さんも…ですよ……でも…」
秀「おぉ…まぁお前のボロボロ具合見れば…完璧に修行が終わったと思ってっから」
ル「えぇ…で?アレはいつやるつもりなんですか?」
秀「………〜〜〜だ」
ル「え!?そんなに早く!?」
秀「あぁ。「急いては事を仕損じる」ってな」
ル「逆ですよ…それじゃあ失敗しちゃうじゃないですか…」
こうしてチーム・ハイドは会場に足を運んだ
秀虎の作戦が吉と出るか凶と出るか…
それも神のみぞ知る所
『大変長らくお待たせいたしました!それではこれよりタッグトーナメントのエキシビジョンマッチを始めたいと思います!』
秀「エキシビジョンマッチ?聞いてねぇぞ?」
ル「…また…ジムリーダー対抗戦みたいなのがあるんでしょうか…」
まだ記憶に新しいジムリーダー対抗戦…
あの時はロケット団残党員のおかげで結果から何まで全てがうやむやになってしまった
しかし…今回ばかりはそんな事もないだろう…
秀「にしても…誰が出て来るんだろうな?」
ル「……ジムリーダー以外考えづらいですね…」
『それでは入場してもらいましょう!各地方の…チャンピオンの方々です!』
アナウンスと共に入場して来たのは…
カントー地方チャンピオン・レッド
ホウエン地方チャンピオン・ミクリ
図鑑所有者達には二人共馴染んだ顔…
秀「ハァ〜〜〜〜〜……なるほどねぇ…凄い演出だわ…」
しかしこれはとんでもない…
とんでもない演出だ
何せチャンピオンを前座として使用するのだ
そんなバカな話もそうそうない…
ル「あれ?……でも…いませんよ?後一人…ジョウトのチャンピオンが…」
そうだ…
ジョウトのチャンピオンは…現在不在
前のリーグで決定する事になっていたチャンピオン…
だがそれもロケット団残党員のおかげで台無しになった…
『ジョウトのチャンピオンが現在不在のため…協会側で厳正なる審査を行い、こちらから代替わりを出すと決定しました…』