孤高なキング2
□抽選会と二回戦・まさかの棄権…?
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会場通路…
ミ「何故ここに呼ばれたかわかるかい?」
秀「もちろん…ただ……それは誤解ですが…」
秀虎とミクリ…
チャンピオンとチャンピオン代理
こんな二人が普通に人目につく場所で一緒にいたら…
それこそ騒ぎになってしまう
だからミクリは誰も来ないだろう通路を選んだ
ミ「誤解?」
秀「多分チャンピオンは……「何故ハリテヤマを使った?」と言いたいんでしょう?ボロボロのハリテヤマを二回戦でも使う暴挙…それ以外は完璧な試合でしたしね。さっきチャンピオンが言ってた事も含めて」
ミ「そうだ。何故ハリテヤマを使った?ハリテヤマはもう…」
秀「ボロボロでしたよ?「ハリテヤマ」はね?」
ミ「なに?」
秀虎はミクリの目の前に先程試合を終わらせたハリテヤマを出してみた
そしてちょっとつつくと…
その正体をあらわした
ミ「………ハハハッ…なるほど……なるほどなるほど…Youは中々の策士らしい…まさかメタモンを使っていたとは」
秀「どうも。もちろんあの時にハリテヤマは「使えなかった」…だけど、どうしても「使う必要があった」んです……皆に…「ハリテヤマは健在だ。あんな物で倒れねぇ」って言うアピールがしたかったんです」
ミ「ほう……しかし…モニター越しだったとは言え…チャンピオンである私まで欺くとは…中々やるな」
?「すいません。そこの坊や貸して貰えますか?」
ミ「……Youは?」
秀「アリスさん…」
ミ「知り合いか?」
秀「えぇ…まぁ…」
ア「私の事はどうだって良いの…それより秀虎君……ステイちゃんが大変なの」
秀「……ステイが?」
ア「とにかく来て」
デビルクィーンズの控室前…
そこには図鑑所有者全員が集まり…
ステイを説得しているようだった
秀「何があった?」
グ「わからん…」
ブ「あの娘……棄権したいって…」
秀「…なんで?…一回戦は何事も無かったじゃねぇか…」