孤高なキング2
□三回戦・本当の強さ
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ゴ「まぁ積もる話も試合の後だ…エーたろう!“こうそくいどう”!」
シ「リングマ!“ばくれつパンチ”!」
ノ「まぁ……私には関係ありませんが…そんなアナタ達を止めないような人なんですね…秀虎って人は…」
何も言えない…
言えるはずもない
だって…
自分達を止めた秀虎を力で黙らせたのだから
ゴ「エーたろう!“スピードスター”!」
ノ「否定もしないんですか…ゴーリキー!“きあいパンチ”!」
ドゴンッ!
ゴーリキーの“きあいパンチ”とリングマの“ばくれつパンチ”
二匹の拳がぶつかりあった…
打ち勝ったのは…
シ「リングマ!ダメ押しで“みだれひっかき”!」
リングマだ
シン(違う……相性云々もあるけど…あぁもあっさりゴーリキーが負けるか?…ユウトの情報じゃ…シルバー程度なら楽勝のはずだろう……まさか…)
秀「………ゴールドォ!シルバァー!……あ?」
秀虎がまず目にしたのは…
鉄砲玉のシンとノリコ…
そしてゴールドとシルバー…
つまり…
秀「試合…終わったのか……?」
シ「はい…」
秀「そうか……ゴールド…足は?」
ノ(足……)
ゴ「まだまだ余裕ッスよ」
それを聞いて一安心と言った所で…
秀虎はベッドからおりだした
ゴ「…どこ行くんスか?」
秀「そろそろグリーン達の試合だろう?見てやんなきゃよ」
シ「それなら…終わっちゃいましたよ」
秀「そう…か……って…なんだと!?」
シ「秀虎さんが気絶してる間に終わりました。姉さん達の勝ちですよ」
秀虎は…
何も言えずに四人を見渡していた
秀「あぁ…だったら…レッド達の試合…」
ゴ「応援の必要ないでしょ。相手はもうボロボロだし」
そう
レッド達の相手はあの勝
だが実際にはボロボロで…
既に戦える状態ではない
しかしステイに脅されているため下手にギブアップも出来ない
そんな相手にレッド達が負けるはずもなく…
秀「あぁ…だったらもう少し寝てようか…」
ゴ「試合はどうすんスか?」
秀「あ?何の?」
シ「いや…秀虎さんの」
秀「俺?だってお前……今レッド達の試合だろ?…だから俺の試合は………次じゃねぇかよ!!!」
大慌てで医務室を飛び出した秀虎…
そんな秀虎を見つめながら…
多少強く殴り過ぎたかと後悔する二人がいた…