孤高なキング2

□波乱の準決勝・因縁の対決…そして…
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『それでは只今より!準決勝第一試合!カントー連合vsブルーと愉快な仲間達!第二試合!チーム・ハイドvsチーム・ジキル!合わせて始め!』












グ「このメンバー…図鑑所有者以外の共通点があるのを気づいてるか?」

レ「もちろん…この四人は全員、カントーの出身者だ」

ブ「えぇ…だから…私情や私怨は抜きにして、思いっきり楽しみましょう」

イ「はい!」


























ナ「輝のお願いで…私はあなたと戦わなきゃいけないの…」

ル「えぇ。こっちもそのつもりですから気にしないで下さい」

輝「さぁ…思いっきり戦いましょうや。チャンピオン?」




秀「かかって来いやぁ!!」


























ス(秀虎…)




話は準決勝前に遡る




ステイは秀虎に呼び出され、人気の無い通路に来ていた

ス「こんな所………ちょっと…アンタ後ろ向いて!!」

さすがにステイも秀虎の異変に気付いた


額の油汗…


座り込んでいる秀虎の下に広がる血溜り…

ただ事で無いのは一目瞭然

しかし…

秀虎は立ち上がらない

ス「アンタ早く立ってみなさい!どうしたの!?どこやられたの!?」

秀「騒ぐな……死にゃしねぇ…」

ス「何言ってんの!?死ぬよ!?そんなに血が出てたら…!」

秀「あぁ…あのクソオヤジ…ミミ達以外にも鉄砲玉雇ってやがった…」

ス「それって…!」

秀「まぁ…ミミ達の事はわざと光秀に聞かせたんだろ……止められる可能性のあるミミ達を前線に置いて、あえて止めさせる。止めた事で俺を安心させる。安心しきった所で真打ち登場……我が親ながら感服するぜ…」

ス「何言ってるの!そんな事より…!」

秀「お前に頼みがある」

ス「………頼み?」

秀「サラシと包帯と止血剤を持って来てくれ。目一杯な」

ス「……ちょっと待って……アンタまさか…!」

秀「なんだよ?」

ス「試合やる気なの!?」

秀「当たり前だろ?次の相手…あいつ…」

ス「誰だって関係ないでしょ!アンタ本当にバカなんじゃ…!」

秀「でもお前…ゴールド達は見送ったじゃねぇか」

これを言われてしまったら…


ステイは確かに二人を見送った

それは二人が本気で次の試合に賭けていたから…

秀虎も…

もしかするとそれ以上次の試合に賭けている
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