孤高なキング

□統一チャンピオン
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カントー・ジョウト・ホウエン…



「この三つの地方で誰が一番強いのか…」


恐らくは誰もが一度は考え、またトレーナーなら誰もが一度は一番になりたいと願って来た事…


だが実現した事はない…





しかしある二人の少年の好奇心のおかげでこの大会「三地方統一王者決定戦」が開かれる事になるとはまだ誰も知らない…























この日、秀虎宅にはバトルバカと言って良いレッドとゴールドが訪ねて来ていた


秀虎は少し驚いたがすぐに笑顔で二人を家に招き入れた


秀「今日はどったの?」


二人にお茶を出しながら秀虎は座り込んだ


レ「いや…実は…」


二人が訪ねて来た理由はこうだった…


カンリー・ジョウト・ホウエンのトレーナーの中で誰が一番強いのか…

そんな誰もが一度は思いを馳るような悩みを考えたとたん気になって、気になって仕方がなくなった


そこで協会にも多少顔の利きそうな秀虎にどうにか「三地方統一王者決定戦」を開けないか上にかけあってもらえないかと言う事だ…


秀虎は少し頭を捻らせタバコに火を付け大きく息を吸い込んだ



秀「確かに誰もが気になってるだろうしもし開催され、チャンピオンが決まったらそのチャンピオンはトレーナーの歴史に名を刻むだろう…それだけじゃな
くて参加したトレーナーもレベルアップが出来る…メリットはたくさんだわな…なのに開催されなかった……よし…上にかけあってみよう」

二人は小踊りしながら喜んだ

秀虎もそれを見ながら笑った…

そして右手を差し出した

ゴ「何スか?その手は…」

秀「何スかって…金……タダで動く訳ねぇだろ!?」

二人は颯爽と逃げ出した

秀「金払えこの野郎!」





















この時はまだ誰も知らなかった…

この大会であんな血生臭い事が起きる何て…

まだ誰も知らなかった…

だがこの時からすでに雪玉は転がっていた…

気づいた時には誰も止められない大きさになっている雪玉は…
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