孤高なキング

□第二回戦 反逆の使徒
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ス「これが私の過去…納得した?納得したなら約束通り仲間になってよ」

ステイの過去を聞きイエローは顔色が真っ青になっていた…

無理もない…

あれだけ噛まれても微動だにしなかった秀虎も口がひくいている…

しかし次第にひくつきも収まって来た

秀「まさかと思うけど…お前の故郷って…アルセイド共和国?……」

ス「……良く知ってるね…」

秀「じ……じゃあお前を拾ってくれた老人って………まさかブリカ・ボルネーゼ?…」

ステイは頷いた

すると秀虎の口は大きく開き眉も吊り上がった

イエローには何の事か分からず一人だけ茅の外状態だ…

イ「何で知ってるんです?」


イエローは我慢出来ずに口を挟んだ

秀虎は今度はイエローの方を向き更に大きく口を開いた


ス「そうよ!何であんた知ってるの!?」

秀「イエローもそうだが……お前も歴史っちゅう物を少しは調べろ!アルセイド共和国のクーデターや王様っつったら世界的に有名だぞ!?アルセイドはそれまでクーデターを起こす必要がないほど裕福に暮らして来た国だけど王がたった一代変わっただけで庶民がクーデターを起こすほど貧困な暮らしに落とされた有名な国だぞ!?」

イエローは何の事やら全くわかってない…


ステイも初めて知ったようだった


イ「じゃあブリカ・ボルネーゼって言うのは?」

秀「それはお前が知らなくて当然だ……ブリカは暗黒街じゃ有名な奴だよ……俺も今まで都市伝説みたいな物と信じてなかった…それくらい非道の限りを尽くしてきた男だ……まさかいるとは…」

イエローは秀虎の口が少し震えていたのを確認した

恐ろしいのか…

それともステイの過去に同情したのか…それはわからない…

秀「その話からすると……スペンスの魔女伝説もお前になるな…」

イ「スペンスの魔女?…」






ゴツンッ!






イ「イッッッタ〜〜〜い!!!」



秀虎はイエローの頭にチョップを食らわした


ステイはそれを見て吹き出していた


イ「痛〜〜い!何するんですか!?」


秀「お仕置き……あまりに物を知らなすぎるイエローに天罰を…良いか?…スペンスの魔女伝説ってのはスペンスって小さな国全体が一夜にして無人島になったって超有名な伝説だぞ!?その後何人も取材をしに島に入ったが誰も帰って来ないって言う話だが……犯人はお前だな?」


秀虎はステイを指差した


イエローはまだ頭をさすっていた


ス「あれ取材の人だったのかぁ……って言うかさぁ!大分話がずれたんだけど結局あなたは仲間になってくれんの!?」

今度はステイが秀虎を指差した…
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