捧物

□やらなきゃやられるんだ
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それは今年一番の寒さだと言われた日の朝…

ル「あ…積もってる……そりゃ寒い……?…」

雪が積もっている

図鑑所有者のバカ連中がはしゃぐ

それに乗じる人(秀虎)が現れる

さらにそれに油を注ぐ人(ブルー)も現れる

まず間違い無く勝負事に発展する

雪の勝負事は…雪合戦

負けたらとんでもない事が待っている

故に…

ル「逃げよう」
























ルビーはありったけの防寒着を身につけ足早に家を出た

ル「さて…何処に逃げようか…」

?「ルビー!!」

聞き馴染んだ声に釣られルビーも振り向いてしまった

ル「?……サファイア?」

秀「俺じゃ!ボケ!」




ドガッ!




ル「ウワッ!!」

いきなりのクロスチョップにルビーもたまらず尻餅をついた

その間にも身軽な秀虎はマウントを取った

秀「ル〜ビ〜く〜ん〜?何女の声に惑わされてんだ?あ?このムッツリスケベが」

ル「ちょっと!…今確かにサファイアの声が!…」

秀「ん?…あ〜…あ〜…これかい?(サファ)」

ル「えぇ〜!?…す…凄い!そっくりじゃないですか!?」

秀「お前の声も出来るぜ?(ルビ)」

ル「何の能力ですか!?」

秀「前から大分使ってると思ったが……まぁそんな事ぁどうだって良い!…わかるな!?」

ル「……第一回……図鑑所有者対抗雪合戦大会…ですか?」

秀「良くわかってんな!行くぞ!」

ル「イ〜〜ヤ〜〜だ〜〜!!」

この日…

ルビーは秀虎の凄さを理解し…

恐ろしさも知った…























ルビーが連れられた先には既に図鑑所有者達が軒並み並んでいた

秀「さあて…んじゃ始めようか!ルールは単純!雪玉を当てられたらアウトだ!」

全「……?」

この時…

微妙な食い違いを皆が感じていた

雪玉を当てられたらアウト?

そんな…そんな単純なルールだったか?

レ「なぁ…チームは?チームはどうすんだ?」

秀「チーム?何だそりゃ?」

全「……………」

秀「……………」

全「……………」

秀「……………」

ク「雪合戦は…団体競技ですよ?」

秀「団体…競技?……合戦なのに!?」

ル「合戦だからです…」

秀「雪使うのに?」

レ「雪関係ないじゃないか…」

こうして…

第一回図鑑所有者対抗雪合戦大会は秀虎へのルール説明から始まった…
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