捧物

□この世の必然
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世の中には…

しょっぱさ、甘さ、苦さ、辛さ、しぶさ…

五つ以上の味を兼ね備えた料理は存在しない…


青い色をした「食材」は存在しない…


など…料理と言うのは中々奥が深い…
































サファイアの些細な一言が原因だった


サ「あたし料理ばしてみたい!」



そして良し来たと言わんばかりにブルーが乗り…

ステイ…イエロー…

最終的にクリスまでもがそれに乗った































そして今…


俺達は拉致られている…

比喩表現じゃねぇ…


本格的に拉致られてんだ…

秀「おい……皆…生きてっか?」

レ「なんとか…」

グ「…………」

ゴ「大丈夫ッス…」

シ「います…」

ル「僕も…」

そうこうしている間に部屋が一気に明るくなった


見れば全員が机の前に座らせられていた


そして目の前にエプロンをつけた女性陣…


ブ「目が覚めたようね!だったら早速いきましょう!どっちの料理…!」

秀「それ以上言うんじゃねぇ!」

ブ「えぇ〜〜!今からが良いところなのにぃ!」

秀「やめろ!諸事情でそれ以上はマズイ!」


ブ「仕方ないわね……クリス!」


ク「はい!今から皆さんには私達の作った料理を食べてそれぞれ点数をつけて貰います!これは強制です!しかし!皆さんにももちろん人権はあります!なので食べたくない人の料理が出た時、あるいはイヤな予感がした時はお手元のストップボタンを押して下さい。それを押したらその料理は食べなくても結構です」


正直な話…

誰もかれも…


ここに参加している女性陣の料理など食べた事も見た事もない…

ステイと同棲している秀虎ですらだ

なにぶん家事全般は秀虎がや(らされ)っているのだから…


妥当な線はブルーやクリスだが…

もちろんブルーがまともな料理を作るとは到底思えない…(と言うかそう言う場なのかがわからない)

それ以上に秀虎は知っている…

クリスの料理がどんなものか…

彼女は図鑑所有者切っての常識人だが…

料理における常識はゴールド以下だと言って過言じゃない…
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