捧物
□夏の風物詩
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怖い物?
……ない…気がする…
怖い物だと?
ない
怖い物?
ん〜…思いつかないわ
怖い物ですか?
パッと出て来ませんね
怖い物ッスか?
そんなもんねぇッス!
怖い物?
いや…特に…
怖い物ですか?
……怖い物……ない…です
怖い物?
ありませんよ
怖い物?
なかよ!
怖い物?
ないわね
とまぁ全員に聞いてみた訳だが…
お前らがそこまで言うんだったら仕方ねぇ!
恐怖のどん底に陥れてやるよ!この俺がな!
秀「はい!始まりました!第一回肝試し大会!」
レ「おいちょっと」
グ「何だ?第一回って」
ク「しかも肝試しって…」
秀「えぇ…皆からのアンケートの結果「怖い物なんかない!」…との堂々の答えを頂きまして、今回の企画を提案しました!」
まさか皆、あの「怖い物あるか?」と言う質問がこの結果に繋がるとは夢にも思っていなかった
まぁ当然と言えば当然なのだが…
しかし相手はその理不尽をネジ曲げる秀虎だ
しかもスポンサーには面白半分に乗って来たブルーがいる
そんな強力タッグに立ち向かえる人間などいるはずもなく…
秀「それではルール説明ですが…このホウエン地方は送り火山!こ送り火山の登山コースを一合目まで登って来てもらい、奥にあるチェックポイントの「ある物」を取って来てもらいます!それだけ!簡単ですねぇ!ではくじを引いてペアを作ってもらいましょう!」
秀虎の強引な説明でルールは理解した一面…
だがこれから始まる恐怖を彼らはまだ知らない…
くじ引きにより以下のペアが出来上がった
Aチーム・グリーン・ゴールド
Bチーム・シルバー・サファイア
Cチーム・イエロー・ブルー
Dチーム・レッド・クリス
Eチーム・ステイ・秀虎
Fチーム・ルビー