捧物

□ハッピーバースデー!
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来る九月二十五日…

この日が何の日か…

もちろん皆知っている…

知っているからこそ集まっていた

レ「難しいな…」

秀「あぁ…難儀な話だ…これは三日でジムリーダー全員倒す以上に難しいな…」

ル「何がですか!?サファイアの誕生日を祝うだけじゃないですか!?」

そう…

サファイアの誕生日だ…

秀「よく考えてみろよ?あいつは自分の誕生日を久しぶりに出会ったお前との競争の最終日に指定するような奴だぞ?……どうすりゃいいんだ?」

それを考えるんでしょうが…

ルビーは出かけた言葉を飲み込んだ

男性陣にいくらふった所で大した答えが帰ってこない事は明白なので今度は女性陣にふってみた

ル「何か良い考えはありませんか?」

ブ「あの娘に作戦何か通用しないもの……当日のノリとアドリブで乗り越えるしかないわ」

ル「ノリとアドリブ……そんなその場しのぎな…」

ク「じゃあ…当日に各自プレゼントを用意して……ルビー君の家に集合って事で良いですね?」

全「意義無し!」

ル(何の集会だったんだ…)



























そして当日…

サ「何ね?急に呼び出して」

ル「ん〜…まぁついておいでよ…」

言ってみた物の…

ルビーの内心は不安でいっぱいだった

あの連中が一度言い出した事を曲げるなんて考えにくい…

本気でノリとアドリブで迎えるつもりなのだろう

いくらバカでドアホウだとしても…一応愛する女性の誕生日だ…

しっかり祝ってやりたいのが恋人の常だ

とやかく思いながらいつの間にかルビー邸の前に来ていた

ル「いいかい?家に入る前に先に言わせてもらうよ?」

サ「な…なんね?」

ル「……ごめん」

ルビーはろくにサファイアを見ずに家のドアを開けた

真っ暗だった…

まだ夕方だと言うのに家の中はとても暗く…何も見えないくらいだ

これがあいつらの今日のノリか…

とルビーの内心は煮えたぎっていた
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