孤高なキング2

□ニワトリか!?
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砂埃が引いた…

しかし…そこにいたのは…

チェシャ一人のみ

桃の姿は見当たらない

秀「レッドよ……俺の目はどうかしちまったらしい…桃の姿が見えねぇんだ…」

レ「秀虎……それは多分正常だ……俺にも…皆にも桃が見えないよ…」

ここで皆の中に疑問が生まれた

「桃は何処に行ったのか」と言う疑問が…

対戦者が消えたと言うならまぁ納得が行く

しかし…術者が消えたと言うのはおかしい

誤って被爆したとも考えられるが桃レベルのトレーナーがそんな凡ミスを犯すだろうか

秀「おい!テメェだな!?このボウフラ野郎!テメェ桃何処にやった!?」

チ「え…僕かい?……まいったなぁ……そう言う事は君のお父上に聞けばいいじゃない」

秀「何だと!?」

皆の視線はステージから観客席に移った

グ「お…おい…」

秀「……」

先ほどまで観客席にいたのはミリス国王のみ

しかし今はもう一人増えていた

秀「オッサン!お前いつの間に桃捕まえたんだ!?」

桃だった

だが…

図鑑所有者側も「WL」側もステージに国王が上がった瞬間を目撃していない

これだけの実力者が誰も見てない…いや見えなかったのだ

秀「サファイア……お前見えたか?」

サ「全然…爆発で目ば瞑ってしもうたけん…」

もちろんの事ながらサファイアに見えないならば他の誰かが見えるはずがない

秀「まぁ何にせよ……桃は無事って事だ……おい!ボウフラ!テメェどうするよ!?」

チ「いいよ……こっちの勝ちだから……だけど次は…君が相手してくれよ?」

秀「わざわざご指名とは光栄だねぇ……こっちも桃の事ともう一つ……聞きてぇ事あるし…まぁバチバチやろうや」







第六戦…

チェシャ圧勝
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