孤高なキング2

□VSチェシャ?
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ブ「本当凄いな……口調も変えたし…大体人相も面影も全く残してなかったんだけど……」

秀「出してる空気も何もかも変えるなんざ不可能だっつーの。一回手合わせした相手と戦うのは失策だったな」

秀虎だけならまだしも…

ステイにも見せてしまった

戦う姿を

誰よりも近く…

誰より繊細に見て覚えたステイだ

イヤでも気づく

覚えているから…

トラウマとして…

ス「でも本当に気づいたのはそんな不確かな物じゃない…伝説のポケモン…そのうえ人のポケモンを難なく手なづけた事実……それに帽子屋の「拘束バトル」に時計兎…イエローの件…こんな強かな策を労するのはアンタ以外考えられない」

秀「ま・つまり「理」だ。お前だと結びつける「理」がありすぎたって話だ」

ブ「カカカッ…改めて感服するよ…じゃ…戦うか…お前ら二人と…俺達「五人」で」

五人?…

チェシャ…もといブリカ

リサ…

二人だけだ…どう見ても…

残りの三人は何処にも…

秀「ボケんのも大概にしとけよ?何処に五人…も…」

秀虎は目を奪われた…

そこに「現れた」三人に…

ビ「あぁ怖かった!「時の狭間」なんか行くもんじゃないね!」

帽「全くだ…しかし…まぁ面白かったよ」

公「アレ?…いきなり最終局面かな?」

ビル…

帽子屋…

公爵…



確か…二人は「時の狭間」に投げ入れられ…

公爵は死んだはず…



そんな三人が…何故ここに?…

秀「おい……何で…何でお前が生きてんだよ?」

公「え?僕は生きてちゃいけないのかい?」

秀「そうじゃねぇ!お前は!…お前は死んだはずだろう!?そこの女に撃たれて!…」

公「見たのかい?」

秀「え?」

公「君は…僕が撃たれて死んだ所を見たのかい?」



見てない…

秀虎所か…

図鑑所有者も…光秀達も…

誰も公爵が死んだ瞬間を目撃していなかった

だってあの時…

秀虎が戻って来た喜びで舞い上がり…

ミリス国王の疑惑も浮上して…

皆浮足立っていた

その事に意識が行き過ぎて…

気付いたら銃声…

しかも…誰もが公爵の死を疑わず…確認もしなかった

公「あの時僕は「時の狭間」に隠れた…こういう時の為にいつでも動けるように……だって…これ以上ない隠れ蓑だよ?死って奴は」
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