孤高なキング2

□サヨナラは突然に…
2ページ/14ページ















光「だけど兄さん…」

秀「俺はそれで構わねぇ……それより大事なのは…お前の腹だ。お前はどう思ってるんだ?」

光「俺は……兄さんの言う事には従いますし…この話も悪くないと思ってます……」

秀「そうか……じゃあ…今回はお前に甘えるぜ」

光「…はい…」
























数分後…

戸惑う皆の前に二人が現れた

レ「どうするんだ?」

秀「ん?…まぁそれはおいといて…光秀…お前はとりあえず帰ってな?」

光「わかりました…ではまた…」


光秀も消え…


残された図鑑所有者達…


レ「なぁ秀虎…」

秀「皆…聞いてくれ…」

全「…………」

秀「俺は…この手紙の通りミリスに帰ろうと思う…だから…」

ゴ「ダメッスよ!」

レ「ゴールド…」


ゴ「秀虎さんはずっと一緒ッス!何処かに行くなんてありえねぇッスよ!!」

皆遠巻きにゴールドを見つめているが…

その心はゴールドと同じ…

秀虎に帰って欲しくなんてない…


秀「ありがとうな……だけど…こうでもしねぇと筋が通らねぇんだ……だから…堪忍してくれ…」

深々と下げた顔から…

水滴のような物が落ちたのを見た…


それほど…

それほどの覚悟を持った男を止める権利など誰にもない

グ「お前が決めた事なら…俺は何も言わん……行く時は言えよ」

まずグリーンが姿を消し…

その後を追うようにブルーが…

シ「前日にまたパーティーでも開いてください…」

そしてシルバー…

イエロー…

次々に姿を消して行き…

最後に秀虎とステイが残った…

ス「……いつ行くの?」

秀「来週なんて待ってられっか……明日の夜に出る」

ス「………そっか…」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ