孤高なキング
□艦闘連合真沙良組
2ページ/11ページ
その後ゴールドとルビー、そして秀虎、シルバーの懸命な捜査によってミツルを襲った犯人の人相が浮かび上がった
ここは図書室
亥梵奴の顔役が集まる場所だ
レ「なるほど…黒のツインテールにバンダナか…こうなると阿修羅のクリスとサファイアしかないな…」
ル「レッドさん…ただ…一つ府におちない点が…」
皆が息巻いている中、ルビーが語り出した
ル「確かにミツルと小さな揉め事を起こしたのはさっきの二人ですが二人はミツルに因縁をつけた後にさっさと帰ったそうです」
ルビーの発言に一同騒然とした
何故なら今現在、亥梵奴も阿修羅もお互いに出会っては喧嘩をおっ始めていたからだ
つまり阿修羅側もミツルをやったのは自分だと認識していのである
ルビーは続けた…
ル「その後、安心したミツルは急いで帰ろうとし二人の人間に捕まり今の状態になったそうです」
グ「つまり俺達の他に誰か別の人間が絡んで俺達と阿修羅を潰そうとしている訳か…」
元々そこまで頭の良くない男達の集まりだ…
まさか第三者がいる事等全く考えてなかった
しかし阿修羅と話し合いで解決しようなんて事を考えも出来ず、またそんな悠長な事が出来ないほど事態は悪化していた
レ「わかった……秀虎!ゴールド!準備しろ!今から阿修羅の所に行くぞ!」
レッドの発言はまたも一同を騒然とさせた
皆口々に
それはいかんでしょ!
俺も行きますよ!
と言い出した
バァン!
そこを秀虎が机を蹴り倒し黙らせた
秀「ここの頭はレッドだろうが……お前達は頭の言う事も聞けねぇクズだったのか?……」
皆は静かに席につきレッドが口を開くのを待った…
レ「そう言う事だ……阿修羅じゃない誰かがいるとなると俺達の標的はそいつになる…しかもそいつらの目的が俺達の潰し合いだとするならこんな無意味な抗争さっさとやめるに越した事はねぇ」
その後三人は阿修羅の総長・ブルーとその時ミツルと一悶着起こしたクリスとサファイアを外れのファミレスに呼び出した
ブ「さてと……そちらの意見を聞きましょうか?」
悠長に…
それでいて緊迫した顔でブルーは手を差しのべた
レ「短刀直入に言うと今俺達の起こしている抗争を手打ちにしたい」
レッドと…そしてゴールドと秀虎の真剣な顔を見て阿修羅の三人は呆気に取られた…