捧物
□夏の風物詩
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ル「ちょっと待って下さい!何で僕一人何ですか?」
秀「そりゃ人数が奇数だからな…一人余るよ……あぁ…そうか…ルビー君は怖いのかい?それは仕方ないなぁ…じゃあ僕のチームに入りなよ」
ル「………結構です」
ここで入っておけば良かった物を…
ルビーの堅いプライドがそれを拒否した
秀「それじゃあ各々所定の場所に向かって、着いた所からスタートしてください」
レ「え?皆別々の場所からのスタートなのか?」
秀「うん。諸事情で長々やってる暇はないからな…同時進行でちゃちゃっとやるんだ…さぁ!わかったなら早くスタート位置について!」
こうしてあやふやなままに第一回肝試し大会が開始された
Aチーム
グ「おい…行き先はこっちだろう…」
ゴ「何言ってんスか!こっちじゃないですか!良く地図見てください!ほら!」
ゴールドの出した地図はしっかりとしていた物だった
しかし…指差す方向は90度以上違っていた
グ「何処を見てるんだ…この道を行けば最短距離だろう」
グリーンの出した地図…
ゴ「グリーン先輩……それカントー地図じゃないッスか……何を目指してたんスか?…」
Bチーム
サ「シルバー!こっちったい!」
シ「本当なのか?」
シルバーも疑心暗鬼について行く物の…
サファイアの渡された地図が世界地図であった事と自分がスタートラインで地図を無くしていた事とで、とにかくサファイアの野生の勘に頼るしかなかったのだ
しかし現在ゴールに最も近いチーム(あるチームを除く)だと言う事はまだ誰も知らない…
Cチーム
ブ「さぁイエロー!こっちに来なさい!」
イ「え?どうしたんですか?」
ブ「“テレポート”でゴールまでひとっ飛びよ!」
もちろんこういう人だと言う事はわかっていた…
わかっていたがここまで用意周到とは…
イエローはこの日、違う意味でブルーを見直したと言う
Cチーム、余裕のゴール