◇銀魂。

□メガネ。
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ピシャンと閉まった玄関のドアを二人は呆然と見つめた。

「・・・・・・」
「・・・・・・」

「仕方ねェなァ。・・・・よッと」
「うゎッ?!!」

銀時が新八を抱き上げた。
そして再びソファへと連れていき,自分の膝の上に座らせた。

「なッ何するんですか!!」
「い〜からい〜から」

暴れようとする新八の両手を片手で1つにまとめ銀時はジッと新八の顔を覗きこむ。
新八は恥ずかしくなって顔を真っ赤に染めた。
瞳が揺れる。
今だけは目が悪くてよかったと思った。
銀時の顔をこんな至近距離でハッキリと見てしまったら,赤くなるだけではすまなかっただろう。

「新八ィ」
「はぃ・・・・」

吐息が触れるほどに近くて,ドキドキしながら新八は答える。

「お前ホントに男?」

ドキドキは,この一言でイッキに冷めた。

「ハァ?!」

思わず素っ頓狂な声を上げる。

「イヤ,目はデケェし身体なんか華奢だし,女みてェだ。」
「何言ってんですか!!僕は男です!!」
「だよな〜。昨日もちゃんと確かめたしなァ。」
「ッ?!/////」
「新ちゃんのアレは可愛かったし〜?」
「ちょ・・・ヤメテ下さい!!/////」
「肌なんか真っ白で〜。あ!でも感じすぎてうっすらピンクだったかな〜」
「なッ!!!////」
「胸弄られて啼いたよなァ。1番感じてるみたいだったし〜」
「ぎゃァァァァァァァァ!!!!//////」

あまりの羞恥に新八は涙目になる。
そんな新八を見て銀時はニヤリと笑った。
睨んでいるつもりらしいが涙目で,しかも微妙に焦点が合っていない状態でされても,怖くもなんともない。
逆に欲を駆り立てられる。

「あ〜あ〜そんな目で見ちゃって〜。・・・誘ってんの?」
「違ッ!!////」
「違わな〜い」

膝にのせていた新八を器用に己の下に組み敷くと再びニヤリと笑った。

「1回やってみたかったんだよ。目隠しプ・レ・イ」
「!!!!!」
「まぁ完璧な目隠しじゃねェけどな〜」

(ほとんど見えてないに等しいし,なにより焦点があってないっていうのはかなり萌え・・・いや,燃える。)

「んじゃ,いただきま〜すvvv」
「いやァァァァァァァァァァァァ」




「んっ・・・や・・ぎんさっ・・・」
「イィ,だろ?新八。」
「ぅ・・・ぁ・・・んんっ」
「・・・・ヤベ。クセになりそ―」
「ぁぁんっ・・・」





しばらくして。
万事屋に帰ってきた神楽がソファにぐったりと横になっている新八と上機嫌の銀時を見て暴言を吐いたのは言うまでもない。

「サカってンじゃネェよクソホモども。死ネ。」



                       


end
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