短編novel
□Take in one's sleep
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〜Cagally side〜
朝
目が覚めると、藍色の細い見慣れた髪が私の目の前にあった。
「アスラン?」
ボヤけた眠い目を少しずつ開けていくとそこには、本当にアスランの姿があった。
「アスラン?!」
「う〜ん…カガリ?あれ、俺は…あのままねちゃたのか・・?」
アスランはゆっくりと起き上がり少し乱れた髪をかきあげながら私の事をみていた。
「おはよう。」
ニッコリと微笑みながら朝の挨拶をするアスラン。
「あっ、おはよう。。…じゃない!!」
ついつい普通に答えてしまってからそれ所じゃない事を思いだした。
「なっ、なんで!アスランが私の部屋にいるんだよ!!」
眠そうに目を虚ろに開きながらアスランは暫くボーと一時停止してから口を開いた。
「カガリに会いに来て…部屋鍵空いてたから、入って……」
「勝手に入るな!」
アスランは頭をコックリとゆっくり揺らしながら、あどけない言葉使いで私に説明する。
「…それで……カガリ。」
今までの寝ぼけた声とは一気に雰囲気がかわり真面目な声をだすアスラン。何事かと思うと…
「・・・?!」
アスランは私の頬に軽く唇を当てて満足そうに微笑みまた眠ってしまった。
私は何が起こったのか分からず停止していたが
暫くして顔がアスランにキスされた所を中心に熱くなるのを感じた。
なんだったんだ??っと思いながらアスランの方を見ると満足そうに笑いながら寝ている。
プッ・・!
寝ぼけていたのだと思うと可笑しくなった。
暫くアスランの顔を眺め、掛け布団をかけてやっると、仕事の仕度を始めた。
アスランは…
…もう少し、してから起こしてやろう
END
→あとがき