短編novel

□GAME
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ネオの部屋の前。
三人は並んで立ちながらバツゲーム遂行のため考えた計画を確かめていた
「いいな、今の時間ネオは風呂に入ってるはずだ。もちろん仮面を外してな、今から俺が部屋のロックキーをハッキングして開けるからお前らは誰かこないか見張る、いいな」
「OK、わかってるって」
「スティング」
「どうした?ステラ」
「鍵」
ステラはカードキーをスティングに差し出す
「「!?」」
「まさか、この部屋の鍵か?!」
スティングは驚きながら訪ねると、ステラはうんっと頷いた。
「なんで、お前そんなもん持ってんだよ?!」
「ネオがくれた」
流石にこれは問題発言だが、ネオはブロックワードがいつステラの耳に入ってもおかしくないこの戦闘艦の中で、いつ壊れてもいいよう壊れたらこの部屋に来るよう渡していた。
まー、どんな理由があるにせよアウルとスティングにはただのエロオヤジにしか見えないのであった。
「まー、とにかくハッキングする手間がはぶけたな。よくやったぞ、ステラ!」
「うん!」
スティングに褒められ嬉しそうに力いっぱいステラは返事をした。

「開けるぞ」
スティングが確認すると、コクンっと頷いて返す二人。
スティングはカードキーを機会に通す。
ピッと小さな音がなるとバシューという音とともに部屋の扉が開いた。
三人は誰にもきずかれないようにスッスッと速やかに部屋にはいった
三人が部屋に入ると扉はまたバシューという音をたて閉じた。
部屋の中には水音が響いていた。
ネオがシャワーをあびているのだろう
情報通りとアウルが二人に頷き合図をし、二人も頷き合図をするのを見て一人部屋の奥に入っていく。
風呂場から死角になる脱衣所近くの壁に背をつけ風呂場の方を覗く。
出てくる気配はなく水音もまだする。
仮面を盗むなら今だろう。
脱衣所の服の上にある仮面になるべく小さくなって向かう。
音をたてず気配もしっかり消えている。
さすがはエクステンデットだ。
だがまだまだ、甘いようだ。
アウルが仮面に手をかけもちだそうとした時後ろから
「なにしてるんだ、アウル?気配まで、消して。」
とタオルを腰にまきいかにも今出てきましたという感じのネオに呼び止められた。
アウルは急に呼び止められたことによりビクッと大きく身体が震えた。
さすがは大佐。
気配がなくとも、予感がしたのだろうか。
長年戦場を駆けてきた感というやつだ。
それに築き素早く相手にバレないように出てきたのだ。
「ゲッ」
アウルは振り向いて相手を確認してやってしまったと感じた。
「なんだ、なんだ。覗きか?」
「はぁ〜?!そんなわけないだろう!だれが覗くかよってーの」
「ほー、じゃぁ何しにきたのかな?」
「うっ、それは…」
ここで言っては罰ゲームが達成できない。
そう思いいうにいえないでいると、入口にいたステラが走りながらネオとアウルの方にかけよっていった。
自分たちまでいることがバレてはマズイとおもっていたスティングは走り出ようとしたステラを止めようとしたが遅くネオはステラに築いてしまった。また、止めようとしたせいでスティング自身も風呂場近くまででてしまい、結局全員きずかれてしまい、スティングはやれやれとため息をついた。
「ネオ!」
「ステラ!スティングもお前ら何してるんだ?!」
「アウルバツゲームなの!だからね、ネオの仮面借りたいの。」
バツゲームでなぜ自分の仮面が必要なんだと考えながらあっさりと、ステラに仮面を渡した。
それが少しアウルには悔しかった。
(なんだよ、こそこそ盗みに来る意味なかったじゃん)
覗きとまでいわれたのである。
当然納得がいくはずがない。
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