長編novel

□atheling -athrun-
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クライン国に入るとアスランはキサカと別れ一人で行動することになった。
流石は大国で人も多く栄えていた。
国民達の様子も穏やかで和気あいあいとしていた。
タイムリミットもあったためアスランは早速通行人にラクス嬢のことを聞いて見ることにした。
「あら、あなたこの国に入るのは初めて?ラクス様は強くて美しくって優しいとても素晴らしい方よ。」
国民の反応は皆このような感じでラクス嬢がとても素晴らしい姫だということが良くわかった。
そして聞けば聞くほどラクス嬢に会ってみたいという気持ちが高まったアスランはおもいきって
「ラクス様をお目にかけることはできないだろうか」
と聞いてみた。
「そうね、直接お会いするのは難しいでしょうけど、ほらあのテレビ見てたら?そろそろラクス様の番組が始まる時間よ」
と市街の大きな塔に設置されていたテレビを指差し進めてきた。
大きなテレビが見える場所まで移動するととても美しい歌声が響いていた。
テレビに写るピンク色の美しい長い髪をもつ少女が歌っているようだ。
テレビの回りの通行人は皆足を止めその美しい歌声に聞き惚れていた。
アスランもまたその美しい歌声に足を止め聞き惚れていた。
すると、通行人の一人がポツリといった。
「本当、ラクス様の歌声ってキレイ」
(ラクス様…ラクス様!?)
アスランはおどろいた。まさかラクス嬢が歌手でその上こんなにも美しいなんて思いもしなかったからだ。
アスランは知れば知るほど直接会いたくなった。

あって本当に自分でいいのかを聞いてみたい。

こんな戦略的な婚約でいいのか・・・・


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