私の日常を返せ!

□一話
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真田とか言う老け顔と分かれて教室に入った

瞬間に……―――――

ゾクッ


まるで、蛞蝓が沢山いる風呂に足を突っ込んだような、そんな気分だ


久し振りの“あの”感じに驚いて固まっていたら沙耶香が心配して話し掛けてくれた


「真理? もしかしてアレがいたの?」


『あっ うん、かなり久し振りだから驚いちゃって』
そう言って苦笑すると沙耶香は私の頭に手を乗せた


『……―――

沙耶香?』

「無理しなくていいよ? 私には見えないけど、アンタが嫌いなのは知ってるから……
  だから無理はしないで」

『ありがとう』


私が微笑むと安心したのか沙耶香はワシャワシャと頭を撫でた

『わっ! 髪の毛がぼさぼさにー!』

「鳥の巣みたいね(笑)」

『くそっ! 沙耶香の頭も鳥の巣にしてやる!』


ピョンピョン跳ねるけど身長が175ある沙耶香にはとどかない(泣)

「アンタは小さいんだから無理よ(笑)」

『フッ 私の成長期はこれからなのよ!』

「いや、それは無いww」

『がーーーーん』

「口で効果音出すな、ムカつく」

『も〜 沙耶香ちゃん 怖い♪』

私が身体をクネクネさせながら言えば


あ゙ぁ?


『すいません、冗談です』


凄い顔で睨まれました
え?私は即謝りましたよ|o|









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