こんな阿呆な天使見た事ない
□一話目
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「あ、ラス様――――!!」
私を見るやいなや叫びながら首に巻きついて来たのは導師守護役のアニス・タトリン
ちょ、首絞まってますww
『アニス――――!!
今日も可愛いね♪ あと、首絞まってるからね』
「えぇ〜 そんな事ないですよぅ ラス様の方が、ずっと可愛いですよぅ!!」
『アニスの方が超可愛いよ! それと首が……』
「エヘヘ お世辞でも嬉しいです♪」
『お世辞じゃないよ♪ アニスの方g―――――いったぁ!』
「何時までやってのさ? 書類どんだけ溜まってると思ってんの?」
『わかんない、だって半年くらい仕事部屋行ってないし」
「アンタね……」
うわっ シンクの顔に青筋がッ
仮面で分かり難いけど
此処は逃げた方が良さそう……
『シンク、アニス』
「ふえ? 何ですかぁ?」
「仕事する気になった訳?」
そんなの有り得ないよ
『アデュー!』
私はそれだけ言うと、室内だけど気にせずに
翼を出して飛び立った←
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