紳士の妹だからって淑女とは限らない

□一話
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「お、終わった……」


『柳先輩は?』


「予鈴が鳴った瞬間に『後はお前に任せる』とか言って教室行った……」


『ドンマイwww』


「じゃあ、俺らも行くか?」

龍壱は服の埃を払いながら言った


『いいよー』

















「柳生!泉水遅刻だぞ!!」


「んなの 見りゃ解りますよ先生」


「柳生! お前は今月に入ってから何回遅刻したか言ってみろ!?」

「俺の事無視かよ……」


『3回です』

「3回も遅刻するなんて、やる気あるのか?!」


ぶっちゃけ、ありません

この教師何かと絡んできてウザい


「先生の授業がもっと難しかったら今よりやる気が出ます」

「何だと?!」


『あ、先生そんなに怒ると鬘が飛びますよ?』


「飛ぶわけがないだろう!!」


ですよねー

飛んだら吃驚だよ


コイツは私を指差しながらこう言った

「お前に問題をだす! 一問でも間違えたら、もう口答えするな!!」


あれ? 私いつ口答えした?

何時も龍壱が言ってると思うんだけど……

つか、唾とばすなよ。汚ぇ野郎だ



















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