私の日常を返せ!

□五話
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『うわぁ……、いっぱい居る……』


私が海友会館の戸を開けた瞬間に、黒い……靄が噴き出してきた。
中に入ると、案の定お化けがいーっぱい。
怖いのを我慢して中に入る。
そして中に入って5秒も経たない内にドアが勝手に閉まった。
私はすぐにドアに駆け寄り、左足を軸にして回し蹴りを放つ。
でも、ドアはびくともしなかった。

まあ、予想はしてたんだけどねー……。

私は懐から杖を出して、呟く。

『……光よ、我が名の元に集いて道を示せ……』

杖の先端から優しい光が溢れる。
私は目を細くし、光が少し弱くなってから目を開く。
昼間なのに暗くて嫌だなー……
一人で来るんじゃ無かった
今更後悔しても遅いんだけどね

私は両頬を叩いて気合いを入れて、ジャッカル……だっけ?
そいつを探す為に歩きだした。



この時私は
後ろにいる[ナニカ]に
気付けなかった。




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