短編
□日常【謙光】
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━━━プルルルルル、プルルルルル、ブツッ━━━
『‥はい、なんですかいきなり?』
「いや、光からのメール返信が遅いから心配になって」
『まだメール受信して3分と経ってないですやん』
「せやけどなぁ‥」
少し寂しそうな声で言う謙也さん、今はまだ普通のようだ、
『大丈夫ですよ、あんたから離れたりなんてしませんから』
おっと、離れたりなんて言葉はNGワードやったわ
「は?当たり前やろ、離れるなんて考えてみぃ、その場で殺したるわ」
『‥‥‥』
どうやら彼のスイッチをカチっと押してしまったらしい
「あぁ、大丈夫、俺もすぐに後追うからな?」
『傍におりますから信用してください』
「信用してへん訳やないけど未来なんてどうなるかわからんやろ、やから殺してもええって約束してや」
『やから大丈夫やっt‥「約束しろや」』
何時もより低い声そして命令口調で言われた
『‥ええですよ、約束します』
「それでええねん」
こんなのが俺の日常
謙也さんの愛は重い、ちゅーか狂ってると思う普通なら嫌気が差すやろうけど俺はちゃう
謙也さんが殺しにきてくれるそう思うだけで‥‥‥ゾクゾクしますわ
さぁ、狂ってるのはどっち?