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□ないしょのおはなし!
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「どっ、どーしようっ!!」
そんな叫び声を上げながら、蜀の姜維の執務室の扉を勢い良く開けたのは呉の軍師陸遜。
「伯言?こんな朝早くから一体…」
人を訪ねるのであれば、今の時刻だと多少失礼にあたる。
そんな事が分からないような人物でないことは百も承知なので、余程の事なのだろうと姜維は察する。
「すみません…だけど出来るだけ早い方が良くて…」
「大丈夫ですよ。伯言なら深夜に来たって怒りません!…で、何か悩みですか?」
びく、と背筋を強張らせて短パン、ニーソの綺麗な脚をもじもじさせている。
(これはシモだな…)
いくら親友といえど異性は異性。
その上、陸遜は彼氏持ちである。よりによって姜維の親しい者たちの内の一人。
(私じゃなくて趙雲殿に言えばいいのになぁ…)
そんな可愛い態度を取られて、襲いたいのに襲えない。まさに蛇の生殺し状態なのだ。
「わ、笑わないでくださいね!」
意を決して顔を上げた陸遜は真っ赤で。
姜維の理性は早くもぐらつく。
「っ…あの、あんまりおっきいのばっかり入れてると、ユルくなっちゃうって、本当ですかっ!?」
「………………………は?」