Silver soul

□日常風景1
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日常風景1(ALL×妙)





「お妙、これどーしたの?」
「神楽ちゃんがくれたんです。」
「…映画のチケット、ですか。ハーブティーです。」
「ありがとう。本当は定春くんと行く予定だったらしいんだけど。」
「あぁ、あの犬っころ急な用事とかで。」
「定春くんは犬じゃないわよ、沖田さん?」
「犬みたいっていう意味でさァ。」
「あー、あいつ神楽の番犬みてーだもんな。」
「仲良しなのよ。」
「で、それでそのチケットをお嬢様に?」
「えぇ。でも2枚あるんだけど誰を誘おうか迷ってて…」
「俺だろ!」
「俺でさァ。」
「お前らいきなり立ち上がるなっ。紅茶が零れる!」
「土方さんはこの日予定あるの?」
「…っ。ない、です。」
「てめぇ!執事だっつー身分をわきまえろォ!!」
「そうでさァ。それにこの日は近藤さんとの予定があるんじゃなかったですかィ?」
「……う、それは、早めに切り上げれば何とか」
「ふざけんなァー!俺が!お妙と一緒に映画を観に行くんですぅー。」
「ふざけんなはそっちでィ。普段お妙さんと一緒に生活してる野郎共は引っ込んでもらえやすか?」
「ちょっと、土方さんも兄様も沖田さんも落ち着いて下さいな。」
「俺が行く!」
「俺でさァ!」
「お嬢様に予定聞かれた俺だろう!」
「…すぐ喧嘩するんだから。あっ、でもこれ定番のラブストーリーなんだけど…。3人とも苦手じゃなかったかしら?台詞がくさいとかで。」
「ラブ………」
「…………、」
「……くっ…、」
「ね?だから無理しなくても」
「いやいや無理なんてしてないからね。お兄ちゃんそーいうの大好きだから。」
「無理はいけやせんぜィ。俺は大丈夫でさァ。お妙さんだけ見てるんで。」
「オィィ!尚更行かせるか!俺だってなぁ、ラブストーリーだろうがなんだろうが平気」
「…また喧嘩始まっちゃった。はぁ、もう高杉さんと行こうかしら。」



「「 却下 」」










(こんな時だけ仲良しなんだから)


定春擬人化疑惑。
神楽と同じクラスメイトで同居人だったら萌え。


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