浅い夢

お花見しましょう?
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「さあ
 皆でお花見しましょおおおおお!!」


 いきなり4人が居る部屋に来たと思えば、
 大きな声で叫ぶように言い放った言葉。

 

「「「「 は? 」」」」


 あまりにも唐突な言葉にあっけを取られた。


「ん? だからお花見しましょう?」


 4人をゆったりとした穏やかな顔で見つめる名無しさん。


「花見〜!? まだ少し寒いし家んなか居たほうがいいぜ?」

 あきれたように言うキルア。
 レオリオもうんうんと頷いている。

「ええええ お花見いこうよー
 美味しいもの食べれるんでしょー?」

 ゴンが言う。
 ゴンはさしずめ花より団子、といったところか。


 
「ふっふっふっ…!
 あったりまえでしょー!
 
 名無しさんちゃんが朝から起きてお弁当作ったんだからー!

 絶対美味しいわよんv」


 よく見れば見慣れない大きな鞄にこれでもかというくらいものが詰め込まれている。

 

「ま、しゃーねーな。 弁当まで作ってきたんだから…」
 
「名無しさんが作った弁当たべれるんならいいかなv」

 
 レオリオとキルアも花より団子というのか。

 それとも名無しさんが作った弁当だからなのか。


 弁当の存在を聞くなり、OKを出した。

 
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