浅い夢

悪戯
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「ねえー!! フェ−イッ!!」

「何ね。」 


 フェイタンは、読んでいた本から視線をはずし、私を見た。


「ん。名前読んでみたかっただけえー」


 あははっと笑う。


「人の名前読んで何が楽しいね。」
 

 そういうなり、フェイタンは視線を本に向けた。


「だって… つまんないんだもん… 

 さっきから、ずうううーっと本読んでさっ!!」


 そして最後に、「もう少し、私にかまってよ、」と呟く。


「そうか。暇だたのか。
 でも私名無しさんみたいに暇じゃないね。」 

「もおおおおおっ
 こんなに可愛くお願いしてるのにいいいいいっっ!!」 

「ハッ 自分で可愛いいうか、普通。」 


「いいの!!

 フェイの馬鹿ああああああ」

 
 バンッとそこら辺にあった適当な本を投げつける。

 投げつけた後、勢いよく扉を閉めた。


「もう、フェイなんかしらないんだからあっ…


 …よっし。 悪戯してやるわ。

 今に見てなさい!! フェイ!!」
  

 フェイの吃驚してる姿が楽しみだわ オーッホッホ!!!!!!!


  
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