浅い夢
□ゲーム
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旅団はみんな仕事に行った
アジトもがらんとしている。
アジトに残っているのは2人。
名無しさんとクロロが残っている。
クロロは先日盗んできた古書を見ている。
「団長…暇です。」
「そうか」
あっさりと返されてしまった。
もっと、クロロの気を引くような言葉を。
「ゲーム、しませんか?」
ゲーム?とクロロが眉を顰めた。
「なにかいいことがあるのか?」
「いや、特にないんですが。
団長がなにか決めてくださってもいいですよ。」
クロロは読みかけの本をパタンと閉じ
名無しさんを見た。
「では、負けたほうが勝ったほうにキスをする、というのはどうだ?」