文章1

□俺を見ろよ!
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「え、明日?うん空いてる〜。いいね!楽しそうじゃん!行く行く〜!」



携帯片手に楽しそうに話す恋人
因みに明日は空いていない
俺との買い物の約束
完璧に忘れている



「え〜女子呼ぶの?ヤバいじゃん!俺様頑張んなきゃ♪」



頑張らなくて良い
というか、仮にも恋人と2人っきりの時に他の奴と電話をするなんてありえねーだろ
可愛く返事するな
押し倒すぞ(危険)



「へー。かすがちゃんも来るの?珍しーい!」

「……!!」



俺は危うく飲んでいたコーヒーを落とすとこだった
ヒュー、あっぶねー

しかし、かすがだと…?
アイツはダメだ…



「そっかぁ〜。」



ほら見ろ!
佐助が弱冠マジなテンションの声出したじゃねーか!
しかも心なし目も真剣になってないか?



「…………!!(ガッ)」

「あっ!」



俺は無意識のうちに佐助から携帯を奪い取って電話を切っていた
やっちまった〜



「も〜!何すんのチカちゃん!」



うっ…、怒った顔も可愛い………

じゃなくて!



「すまん…。でも、お前が悪いんだからな!」

「何が〜?」

「明日、約束してたじゃねーか…。」



そう言うと佐助は、少し考え『あっ!』と声を上げた



「ごめんチカちゃん!俺様すっかり忘れてた!本当にごめん!!」



急いで謝る佐助
可愛いな〜俺の恋人…
でも、少しだけ文句を言ってやろう



「あと、俺といる時は他の奴と電話するな…できればメールも……。」

「…………!」



すると佐助はいきなり抱きついてきた



「チカちゃん可愛すぎるよ!」

「なっ…!俺は可愛くねーよ!」

「ふふふ…♪そうだね、チカちゃんは格好いいよ!」

「………?お、おう!そうだ!!」



俺は力いっぱい佐助を抱きしめた








((ヘタレだけど肉食系な旦那が俺様は大好き!))



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