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□〜綺麗なお兄さん〜
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その頃の食堂では

「エースお前、まなみと一緒じゃなかったのかよぃ?」

「もご?もごご!ひゃっへは!ふぁひふひゃ、ひはへはひっへひふはは…」


「…エース、汚い。まぁ、大方まなみちゃん、折角服貰ったし、着替えてすっきりして飯でも食いにくるんじゃねぇ?今日の昼もまなみちゃんはサッチ様特製ラーンチVV」

「…甘やかすんじゃねぇよぃ…。ちゃんと食わねぇと大きくならねぇよぃ…。」


「わー!!ちょっと失礼だよーッ!!私結構出るとこ出てると思うんだけどーっ?(ニヤ)」


とかいいながら現れた私。
   じゃ、じゃーんっ★

本日のまなみちゃんコーディはホルターネックのキャミにレースのボレロ。それにショートパンツ。このキャミの深い紺に白のドットが堪らなく可愛いかと!!

ちなみに私、髪の毛は綺麗な黒でロングです!!紹介遅れましたーw((テヘ 

そんな黒髪を一つにくくって、くるって巻きつけて、残りは垂らしてまーすッ。
前髪は長いから、わけてるよーッ☆

なんて決めてたらエースとマルコが同時に噴いたっ。そんでもってフリーズしちゃったみたい。

「なんだよー?可愛くない?」

とか不貞腐れてたら、サッチがダラシナイ顔して

「まなみちゃんはかぁーわぃーぃなぁ(泣)」なんて涙ぐんで、親指立ててた。グッ!笑

何で泣いてるの?笑 まぁいいか。

なんて思ってサラダをつまんでたら、やっと再起動完了したらしい、
エースとマルコが

「おまっ!!なんて格好してんだ、な・ん・て・格好を!!」


「いくら何でも肌を出しすぎだよぃ!!もう少し、若い娘なんだから、こう、恥じらいのある格好をだなぁ!!」


なんてギャンギャン説教が始まるから、流石の私もびっくり。


あれれ?惑わされたのサッチだけ?
なんて。でも、仕方ないじゃーん?ナースのお姉さま方から貰った服みてみたら、これが一番露出低かったんだよ?後は全部水着みたいな格好だった!!


って言ってたら、マルコが眉間の皺抑えて黙っちゃった。笑


よし、一人黙った!!後一人!!なんてW
エースはね、ちょろいんだよ、ちょーっとね、つんつんて突いて、ごめんね?ってちょっと困った顔で小首傾げれば、


「おぅ、いや、分かればいいけど///まだ服ねぇんだもんな、しょうがねぇよな、、でも、色々危ないから、俺となるべくいろよ?////」


あらぁ?なんて素敵なこと言ってくれるんだろうか。
うわ、私と歳変わらないのに、てか、年下?って位なのに、男の子なんだなぁ…。
私を守ろうとかそう思ってくれたの、かな…?優しい、なぁ…ちょろいとか思って、ごめんね?


「ちょろいってどーゆー意味だよ?」

突然ぶすっと膨れるエースに、
エスパー?!とか驚いてたら


「全部言葉に出てるよぃ」

ってマルコが口の端少しだけあげて言われた。
…え?全部?どんだけ気が抜けてるんだよ私?!え?!まずいまずい!
って今度は私がパニックで真っ赤になってた。

それみてエースにからかわれたのは言うまでもないんだけど…。

ダメだ、本当、エースといるとどんどん私が崩されるッ。


そう判断した私は、ごちそーさまでしたv 
ってちょっとだけ手を付けたサラダを片付けようとして、サッチに心配そうに覗き込まれた。

「まなみちゃん…?ご飯、口に合わなかったかな…?」

なんだか折角作ってもらったのに、とかいまさら思って、申し訳なくなった私は


「違うの!!ごめんなさい!!私、ずっとまともに食事してなかったから、量はいらないんだッ…。でも、すっごくすっごく、サッチの愛情入ってて、美味しかったよ?エース、捨てるのもったいないから、食べて貰える?」


ってエースにお皿渡して、珍しいくらい本当の自分で、サッチにもう一度ごめんね?って謝って食堂を出た。

「むしろ愛情しか入ってねぇ!!爆 でも、ぅーん…サッチ兄ちゃんは心配だよ、もう少し食べないとなー」

とか、

「俺が隊の訓練でしごけば腹減るんじゃねぇ?」

とか、

「運動すりゃ、もうちょっと食うようになるよぃ。気持ちが揺れると食えなくなるってだけだろぃ」


なんて話声は甲板の柵に寄りかかってタバコに火をつけた私には届かなかった。
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