VIЯG!И  ¢дT

□〜長男の受難〜
1ページ/2ページ


航海士との進路の話しも終わって、風に当たりに出てきたら、甲板で肩で息をしながら、エースに怒ってるまなみが見えた。

何やってんだぃ、とか思いながら、座ろうかと、本を読んでいるイゾウのいるテーブルへと歩いていると、後ろで楽しそうに笑うまなみの声が聞こえてきた。


あぁ、あいつ、こんなに気持ちのいい声で笑えるんじゃねぇか、と顔を緩めていたら、今度はよいよい隊長ーとか叫び声が聞こえたと思ったら背中に軽い衝撃っ。

「よいよい隊長ーっ!」
どんっ
「よい?!」

少し傾いたが、なんて事はない、顔だけ振り向くと、へらっと蕩けた顔をされた。

…こいつ、今のは俺の事呼んだのか?初めてじゃないか?
とかの俺の思考は、その後走ってきたエースのお陰でぶっ飛んだっ。

「あ、まなみずりぃ!俺も!」
だだだっ、どんっ

「よ?!………ぃ。」

ぐらっ。


ぃや、お前、それはいくらなんでも無理だろ、と思うも虚しく、おれのでこは床とご挨拶寸前。


どしゃっ。

バタン!!!

ぐしゃ、と上に乗ってる二人の体重の後押しもあって、素直に床とご挨拶するはめに。


…一体何なんだぃ。



頭上で、イゾウが
おやまぁ。と言った後にくつりと喉を鳴らしたのがわかった。

それにつられるよぅに、まなみとエースも肩が震え初め、そのまま爆笑し始めた。

「「あはははは!!」」


取り敢えず、俺の上で爆笑し初める奴らを、青い焔でもって退かす。

「まなみ、エース、一体どぅいう了見で二人係で俺を押し倒してくれたんだぃ?」


まなみは、目を見開いて驚いたかと思ったら、玩具をみつけた子供みたいに目が輝き始めたら。

あぁ、この姿は見るの初めてだったな…
でも、それより、 先ずは躾だろ!!
餓鬼じゃぁあるめぇし、人の背中に勢いつけて飛び乗るな!


そう思ってたら、末っ子の1人が



逃げるぞーっ!



て笑ってもぅ1人の末っ子を引っ張って走り出した。
て至極楽しそうなエースに腕を引っ張られて、まなみも走り出す。

逃がすかよぃ!

とも思ったが、あまりにもまなみか楽しそうに逃げるから、怒りも殺がれた。
夕食まで待つか、と再びイゾウのもとへ足を向ける。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ