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□〜親父の言葉〜
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オヤジ様とのお風呂は
楽 し か っ た ! !
の一言に尽きる。
だってだってだって!!オヤジ様が入ると、お風呂のお湯の量が有り得ない位上がって、私は溺れかけて、シャンプーとか全部が全部オヤジ様サイズだから、私じゃ余りすぎて、オヤジ様が自分用に出したのを手のひらから分けてもらったり、宣言通り、背中流しあいっこしたり!!
(上からタオルを持って滑り降りてを繰り返して背中洗ったり!!)
はしゃぎにはしゃぎまくった私は、お風呂とトレーニングで体力を使い果たして髪の毛を乾かす余力は残ってなくて、取り敢えずタオルを頭に巻いてお風呂から出ました。
すると、出た所で声がかけられて
「随分と楽しそうだったねぃ?」
「うん…。」
「いいなーいいなー…俺だってまなみとお風呂、入りたかったのに…グスン」
「うん…。」
「だから、ダメだって何回言わせんだよっ!!馬鹿サッチ!!」
「うん…。」
と、こんな感じで半分夢の中で返事をしていた私。
「姫?眠いのかい?でも、髪の毛は乾かさないと、おいでやす。」
「にぃーねぇー…。」
取り敢えず、夢現ににぃーねに近寄るとそっと座らされて頭を拭いて、梳かしながら髪を乾かし初めてくれたにぃーね。
その手があまりにも気持ちよくて、ウトウトしてしまう。
「フフッ…」
「ん?何か言ったかい?姫?」
「にぃーねぇー…ありがとうございます…。頭触られるの気持いぃー…。」
眠くて何だか喋り方までフワフワしてしまう。
すると、喉の奥でクックッと笑ったのが聞こえたのを最後に、私は意識を手放してしまった。
珍しく完全に意識を飛ばしてて、だから、その後私を起こさない程度の音量で皆が話してた内容なんて、私は知らない。