夢の世界へ

□1プロローグ
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私の名前はアリス
普通の女の子だ




『うわ!何あれ!イケメン!』

「そうだね〜」

『小松田くんも顔はいいんだけど、へっぽこだからなー』

「Σえっ。酷い」




小松田くんは私の近所に住んでいる、同い年の男の子です
いつも へにゃりとした笑顔をしながら私の所までフラフラーと来ます
このときに餌付けするとなつきます




『でも私ね。小松田くん大好きだよ』

「え」

『あ、今日は何して遊ぶー?』

「え、ああ。じゃあ、かくれんぼしようか」

『えー。二人だけ?』

「じゃあ……あ!土井先生!」

「やあ小松田くんにアリスさん」

『こんにちは』




土井先生。私たちのクラスの担任です。優しくって生徒を信頼していて、とても素晴らしい先生です

なので私の学校の女子にもモテモテなのだ




「あの、僕たちこれから、かくれんぼしたいんですけど、人が少ないんで先生入って一緒に遊びませんか?」

「いいよ。それじゃあ私が鬼になってあげましょう」

「いいんですか!?」

『やった』

「それでは数えます」




私たちは同じ道を走り続けた
林の中に入ると小松田くんは木の後ろに隠れた
私は草むらに身を隠した




『……あ』

「ん?」




私の目の前を誰かが通りすぎた

すっごくイケメン!
でも、なんか うさ耳してなかったかな?もふもふの尻尾も




『…………』




き、気になる!!
めっちゃ気になる!

ごめ、私はちょっくら抜けますわ。イケメン探しに行かないといけんのでね
去らばじゃ

すぐに戻ってくる


まさか、これが長旅になるとは誰もが予想つかなかっただろう



もしもしシロウサギさん




『ちょ、まって、そこの、イケメンやろう!』

「…………よっ」

『消えたぁぁぁぁぁああ!?……て、これ落とし穴?』




うさ耳を付けたイケメン。略して、うさメン。が、この穴に落ちてしまったの?

えーーーー
ここに入るなんて……


ええい!女は気合いよ!!




『とうっ』




ぎゃぁぁぁぁぁぁあ!!!!
やっぱり恐いぃぃぃいいい!!





アリス→アリスさん
アリスの姉→小松田くん
オリジナル→土井先生

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